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蝶が岳・常念岳 -縦走-

【日程】2009.09.05(土) 8:00三股駐車場~12:10蝶が岳
           06(日) 5:00蝶が岳~8:17-8:50常念岳~12:10三股駐車場
【メンバ】ももたろう
【天候】 2日間共晴れ                 

マイカーによる早朝出発1泊2日の登山です。
朝4時自宅出発、豊科ICを降り三股の登山口に向います。正面雲上に常念岳が見え期待が膨らみます。
8時前に三股到着。天気予報は2日間共晴れです。準備を整え8時にスタートしました。蝶ヶ岳へは登り約1300mで、視界も無くただひたすら登るのみです。途中野イチゴなどほおばりながら、12時過ぎに山頂到着しました。登りはずっとガスがかかっていましたが、山頂に到着すると反対の飛騨側は雲ひとつない快晴です。いきなり穂高連峰が眼前に現れたのには息を呑む思いでした。

蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23552670.jpg蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23554578.jpg

この蝶ヶ岳は穂高絶好の展望の山とは聞いていましたが、こんなに迫力があるとは思ってもいませんでした。梓川を挟んだ対岸に、前穂、奥穂から槍まで間近に見事にそびえ立っています。しばし感動に浸りました。
テントを設営してテン場代500円を支払に山小屋に行ったところ、水を売っていました。1リットル150円で。無いと聞いていたので3リットル担ぎ上げたのですが、ボッカトレにはなったようです。午後は周辺を散策し『妖精の池』と名付けられた名前だけはりっぱな池等を見て廻りました。
それでも時間はたっぷりとあったため、のんびりとビールなど飲んで昼寝までしてしまいました。早々と夕食を5時に済ませるともうすることが有りません。夕日を眺めたあと6時30分には消灯です。

蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23564548.jpg蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23571656.jpg

翌朝3時30分起床。満月の星空です。5時前から東の空が明るくなり始めました。そのころになると、小屋泊まりの人々も含め多くの人が外で日の出を待ち始めています。5時出発。昨日同様稜線を挟んで松本盆地側は雲海、飛騨側はまったく雲は有りません。常念岳に向かいながら、5時25分待望の日の出と共に穂高連峰のモルゲンロートを、じっくりと堪能することが出来ました。
奥穂の真上に満月が輝く様は、まるで東山魁夷の世界です。

蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23593146.jpg蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_23595079.jpg

昨日は見えなかった常念岳も今朝は良く見え、実に気持ちの良い稜線漫歩です。
蝶槍を越えコルにかかったころから、対向者と出会うようになり、会う人ごとにどこを何時に出たのと聞かれます。この縦走路ではどうやらトップのようです。熊にでも遭わない限りトップは良いものであります。
勾配のきつい岩稜帯を登りつめると常念岳山頂に8時13分到着です。さすがに人が多い。

蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_013648.jpg    蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_01469.jpg

ここから見る屏風岩は見下ろす位置関係となっており、下から見ると反り返っているように見える岩場も上からだとやや寝ているように見えます。今年の夏休みにチャレンジし敗退した屏風岩取付きT4尾根の岩小屋付近も確認できました。登攀準備を整え、さあ登ろうとした途端に雨が降り始め避難したあの岩小屋です。そこから見た常念岳はなんと凛々しかったことか。

蝶が岳・常念岳 -縦走-_f0175120_024186.jpg9時前には下山を開始しました。下りは1500m。山頂から前常念の先までは岩稜帯です。いつまでも延々と続く下りを、12時過ぎに三又駐車場に到着しました。
今回は最高の天気にめぐまれ快適で、穂高山域研究にも絶好のルートでした。
by kawasakirousan | 2009-09-06 20:30 | 山行報告:縦走・軽登山
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