【日程】 2011年8月12日~16日
【場所】 北アルプス穂高 屏風岩 【メンバー】 ひころく、樹麗、少年(記) 【行程】12/13日 22:40八王子-3:30沢渡7:00-8:00上高地 - 横尾- 12:00テン場 14日 3:50テン場 - 4:50T4尾根取付5:20 - 6:50 T4 - T2 7:30 -14:30 終了点- T4 - T4尾根取付17:30 - テン場18:30 [12-13日:熊騒動]ほとんど寝むれずに上高地出発を出発し、横尾を過ぎていつもの渡渉です。今年は水量が少なく楽でした。岩小屋対岸のテン場でウトウトとしていたところ”熊だ!”の声。体長80cm位のツキノワグマが10m程先にいました。"何でこんなところに人間がいるの?"という表情で熊はしばらくこちらをみていましたが、そのまま上流へ去っていきました。初めての熊との遭遇には驚きましたが、あらためて大自然の真只中であることを実感しました。 [14日:東稜本番] 3:00起床で朝食後直ぐに出発し、1ルンゼをつめます。T4尾根取付き1P目(Ⅳ級)は残置(A0)を使い登攀開始です。久しぶりの登攀で緊張します。2P目(Ⅴ-)も私がリード、足場が悪い割れ目を越えて終了点へ。T4まで、3級クラスの岩をフリーで登り、トラバース後T2ようやく到達します。いよいよ登攀開始。(1P:少年)ワイヤーハンガも使って5mA1で直上し、ハングを超えます。久しぶりのアブミで汗をポタポタ流しながら支点にたどりつきました。ひころくさんは左足を痛めていて、辛抱の登攀となります。 (2P:樹麗)40mをあぶみで余裕でスルスル登り、支点はアブミビレイです。不気味な3mmの残置シュリンゲ頼りの場所も数箇所ありますが、快適です。(3P:少年)あぶみで左に2-3mトラバースし、カンテを回りこむとフリーで左上しますが、左面の高度感はとんでもないです。15m延ばした支点で一度切りました。この辺で左手の指や腕が痙攣?熱中症?!(4P:樹麗)5m上のテラスまで登りましたが、アブミ回収がちょっと難しいです。 (5P:少年)あぶみで左に5-6mトラバース後小ハングと呼ばれる壁をあぶみで直上します。支点の足場は狭く不安定で、下を覗くと、高度感抜群!?です。セカンドを確保しながら水分・栄養補給したら痙攣がおさまりました。遠くで雷鳴があrましたが続行です。(6P:樹麗)10m頑張ればその上はやや傾斜が緩い?赤茶けた壁らしい。あぶみ+フリーで樹麗さんは登ってゆきます。(7P:少年)かなりシンドイが登りは続きます。傾斜は緩くなって左上するところからフリーでと思ったのですが、斜度は急で足場は小さいため、A1で足を一歩確保してからフリーです。ようやく、ゆったりできるテラスに着き、あと1ピッチというところまで来ました。ひころくさんは、ここで待機となります。 最終ピッチは、ピナクルから垂壁をあぶみで登ります。疲れと垂壁に苦労し、フィフィ休憩をとりながら登攀となります。垂壁から一度あぶみで右に抜け、回込んでフリーで左上すると、最終支点に到着しました。セカンドで登ってきた樹麗さんと握手。3年越しの念願がかないました。降りは、1Pひころくさんが赤茶けた壁の狭い足場まで懸垂しますが、振られて難しいです。2Pは私が下降。途中ピナクルに先端が引っかかり苦労します。周りを見ながら降りると左に支点を発見です。次も私が下降。1P登り終了点よりも20m程右のハング下に支点があり確保します。ここからはT3に無事懸垂し、ようやく上部の壁を降りきりました。T4からは懸垂等も使ってT4尾根取付に到達し、ようやくほっとしました。テン場について、冷やしておいたビールは格別でした。
by kawasakirousan
| 2011-08-16 20:00
| 山行報告:アルパイン
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